【第4回】「なんで左右に分けるん？」
〜バランスがカギの簿記の世界〜
こんにちは〜！フルタイム経理ママのぽかままです。
仕訳の「借方（かりかた）」「貸方（かしかた）」って、最初はちょっとややこしかったよね？
でも、簿記が左右に分かれてるのは理由がある！
今回は、その「なんで？」にしっかり答えていきます！
⚖️ 左右に分ける理由＝バランスのため！
簿記は、会社のお金やモノの動きを**「記録」**して、
それを見た人が「会社ってどんな状態？」ってわかるようにするためのしくみです。
🔍 ポイントは「バランス（＝つり合い）」！
会社って、モノを買ったり売ったり、いろんなことをしてるよね。
その中で、「どこからお金がきて」「どこに使われたのか」を
きちんと左右で記録することで、会社のお金がちゃんと回っているかどうかがわかるんです。
🏠 家のおこづかい帳で考えてみよう！
たとえばあなたが「お年玉をもらった → ゲームソフトを買った」とするね。
| 日付 | 内容 | 金額 | 残高 |
|---|---|---|---|
| 1月1日 | お年玉もらう | +5000円 | 5000円 |
| 1月3日 | ゲーム買う | −4500円 | 500円 |
これは「おこづかい帳」っていう形で、お金の出入りを記録してる。
簿記も似たようなもんなんやけど、
「出ていったお金」だけじゃなく、「その代わりに手に入ったモノ」も一緒に記録するってところが違うんや！
💡 「一つの取引に、必ず二つの変化」
ここがめっちゃ大事！
📌 たとえば：文房具を100円で買ったとき
→ 現金が減って（貸方）、文房具が手に入る（借方）
この2つの変化をセットで記録するから、左と右に分かれてるんやで！
📘 左右がズレたら…どうなる？
もし、左と右の金額がズレてたら――
「会社のお金がちゃんと合ってない」ってことになる！💥
だからこそ、「借方（左）＝貸方（右）」がぜったい必要！
これは「複式簿記（ふくしきぼき）」っていう考え方で、
世界中の会社で使われてるすごいしくみなんやで！
✏️ 今日のミニ問題
Q. 机を5000円で買って、現金で支払いました。仕訳は？
textコピーする編集する（ ）5000 ／ （ ）5000
こたえ：
textコピーする編集する備品（びひん） 5000 ／ 現金 5000
→ 左：手に入った「机」 → 資産がふえた
→ 右：出ていった「現金」 → お金がへった
🧩 まとめ
🔹簿記は、左右でつり合いをとる「バランスの記録」
🔹ひとつの取引には、必ず「2つの変化」がある
🔹左右がズレていたら、それはエラーのサイン！
🔹複式簿記で、どこからどこへお金が動いたかをしっかり記録できる
🖼️ 次回予告！
📌【第5回】「現金ってほんまに“お金”だけ？」
〜勘定科目ってなんやねん！〜
現金、売上、費用…簿記に出てくる「勘定科目（かんじょうかもく）」って言葉、
そろそろ聞いたことある人もいるかも？
次回はそれを、スッキリわかるように解説していきます！
コメント